今の自分を簡単に紹介するとバリバリのエンジニアではありません。
開発にも参加していますが、主にビジネスサイドを担当することが多いです。
ただ、過去に一通り勉強したことは直接的にも役に立っているし、触りだけとしても継続して新しい技術の勉強をすることにつながり、結果的にエンジニアリングやトレンドに対しての理解が深まっていると考えています。
そんな非エンジニアの私が、プログラミングを学習した時の体験談です。
<目次>
- 1.プログラミングを勉強しようと思ったきっかけ
- 2.どうやって勉強したか
- 2-1.プログラミングの書籍
- 2-2.独学用のプログラミング勉強サイト
- 2-3.プログラミングスクール
- 3.勉強した直後
- 4おわりに
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1.プログラミングを勉強しようと思ったきっかけ
私はもともと証券会社でトレーダー、それもクォンツみたいに数理計算系のキラキラ系ではなく、べったべたの株屋です。
10何年も前の話ですが、プログラミングのプの字も発したことがないレベルでした。
そんなアナログな世界にいた人間でも、否応なくテクノジーへの対応は求めらていたわけです。
時代は日本の証券取引所のシステムが世界標準なものに変化し、市場も市場参加者も変化していく頃。
株屋といえども、市場に対応しなければ消されるという緊張感はありましたから、敵を知る意味で低いレベルかもしれませんが、システムトレーディングを始めたわけです。
外部の協力業者さんの全面バックアップのもとですけどね。
それが、一番はじめのきっかけで、少し手を動かしてみて、これ結構面白いなと。
その世界を突き詰めるには至らなかったものの、なんかやってみたい欲が出すぎて、結果クラウドファンディングの立ち上げに参加。
メンバーは全員エンジニアやプログラミングといった世界とは無縁。
そんななかで、サービスサイトの製造(ディレクション)や運用開始後の諸々を私がやることに。
当然無知でピンチなわけで、少しでも武器を付けたい一心で、プログラミンを勉強すればシステムや開発のことが分かるんでないかと、勉強開始しました。
2.どうやって勉強したか
2-1.プログラミングの書籍
とりあえず丸善に走りまして、いくつか簡単そうな本を手に取りました。
選別する知識もないのでなんとなく数冊購入。
だら〜っと読んで終了。
なんでか全然頭に入ってきませんでした、私は。
ちょっと記憶が曖昧なんですが、手に取った本のうち1冊が、プログラミングのHow-toではなく、考え方みたいなやつで、それは非常に役に立った記憶があります。
2-2.独学用のプログラミング勉強サイト
ネットで「プログラミング 無料」で検索し、適当に出てきたサイトで色々試してみました。
本に比べるとしっくりきまして、初歩の初歩でしょうが前進した感がありました。
いわゆるブラウザ上でぽちぽち勉強するタイプで、これをやってみたので最終的にオンラインスクールを選ぶ際に違和感なくいけたのかもしれません。
ドットインストールのようなサイトのよく言われる注意点は、その教材をクリアすること自体が目的になり、なんとなく出来るようになったと思ってしまうこと。
しかしまぁ、あまり細かいことは気にしすぎず、軽い気落ちではじめて、長居し過ぎなければいいのです。
今なら、Udemy のような動画講座サイトが便利ですね。
動画単位で買い切りなので、やりすぎることもなく、ちょうどいいと思います。
私も、新しい言語や、新しいテーマについて、さっと学習するのに利用しています。
みんなのAI講座 ゼロからPythonで学ぶ人工知能と機械学習 とか、
Python 3 入門+アメリカのシリコンバレー流コードスタイル みたいなのとか。
初回の登録時は、期間が決まってますが、かなり安く買えます。
2-3.プログラミングスクール
なんせ、実際の業務で走りながら、知識を補完しながらだったので、正直焦っていました。
結果的にはスクールに通うのが、特にはじめは効果が大きいし、早いだろうということで行くことは決めました。
プログラミングスクールにも、教室に通うタイプとオンラインのタイプがあります。
私はTECH::CAMPとCode Campで最終的に迷いました。
当初は、なるべく短期で詰め込みたかったのと、怠け者な自分のために、通学タイプを考えていましたが、時間の確保の問題で断念。
対応できる時間の幅が広く場所の制約もないオンラインのプログラミングスクールであるCode Campにしました。
両方通ったわけではないので、比較はできませんが、いずれのスクールも問い合わせの段階から、自分の目的を親身になって聞いていただき気持ちよく相談に乗ってもらえましたよ。
個人的な感覚ですが、誰でも一定以上の密度を出せるのはTECH::CAMPだと思います。
一方でCode Campは自由度の高さが最大のメリットですから、間延びさせずに、自分で可能な限りで詰め込むのが、いい方法だと思っています。
実は私自身、最初の1ヶ月、仕事の忙しさを言い訳にレッスン予約をあまり入れず、間延びしてしまいました。
これでは意味がない、お金も勿体ないと考え直し、2ヶ月目以降はギリギリいっぱ詰め込んで、体に言い聞かせました。
結果、慣れもあって、色々な講師の方にお世話になりながら、楽しみながら完了まで行けました。
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3.勉強した直後
当時サービスサイトの立ち上げを行なっていたので、初歩的な知識を一通り一気に詰め込んだことで、ベンダーさんとも非常にスムーズにいったと思っています。
運用の段階でのWEBマーケティングを検討する際にも、その仕組みを理解したり、業者さんと協議する中で、非常に役立ったと思っています。
あとは、見よう見まねで自社サービス紹介用のLPを作ってみたり、子供と遊ぶようにビンゴゲーム作ってみたりしてましたね。
4.まとめ
その後は、IT業界での開発に加わるようになるわけですが、何より一度学ぶことで、その後の興味の範囲が広がり、とっつきが良くなっているので自主的に勉強したりすることに繋がっているのが、何よりよかった点です。
自分の行動が変わったことで、色々なエンジニアを始め、人との出会いもあり、小さなプロジェクトを立ち上げてみたりと、その広がりが何よりの財産だと感じます。
それが、受託案件の獲得につながり、友人とともに開発し、そして、自分たちのプロダクト開発に挑戦することになっています。
ともすれば、最近だと、エンジニアになれば給与が増えるとか、働く場所が自由だとか、そっちにフォーカスが当たりがちですよね。
もちろんそれも魅力だと思いますが、そこを目指してバリバリのエンジニアになることだけでは決してありません。
経済学を研究したからといって、ほとんどの人は経済学者にならなでしょ?でも、言葉を知り、考え方を知り、仕事や他の分野で役にたちますよね。
プログラミングも同じで色々な関わり方があるので、興味があるときに、まずは手を出して見ることをお勧めします。
プログラミングは考えたものを表現するツールですから、どんなサービスを作るかを考えたり、あるいは実現方法を考えるために数学を強化したりと、どんどん広がります。
私ははじめの一歩は少し独学でしたが、スクールのお世話になりました。
当時はそういう案内はなかったように思うのですが、今は転職確約とかフリーランスになるところまでの支援とか、なんなら案件の獲得までサポートするとかサービスがどんどん充実していますね。
絶対金額としては安くはないものの、アフターフォローまで入れると以前より、随分とはじめやすくなってるのではないでしょうか。
まずは、サイトを見てみて、自分の使い勝手の良さそうなものをピックし、実際に話を聞いてみるといいですよ。