エンジニアに限らず、GitやGitHubという言葉を耳にする機会が多くなりました。
これだけ広まっているのには、やっぱり普及するだけの理由があります。

念の為付け加えておくと、エンジニアのためだけのものではありません。
Gitとは何をするためのものなのか、使用方法も含めてこれから順に解説していきます。
当ブログでは、ホスティングサービスはGitHubをローカル環境はAWS上のCloud9を例にして進めていきます。

Cloud9の記事はこちら >> クラウドサーバー(AWS)をプログラミング学習や開発で無料で使う方法

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Gitとは??

Gitとはバージョンを管理するための仕組みです。
もともとはエンジニアがソースコードのバージョンを管理して、使い勝手をよくするために発展してきました。

もちろんソースコードに限った話ではなく、実はバックオフィスの方のドキュメント管理にも使えます。
ドキュメント管理の場合は、マイクロソフトのSharePointなんかを使われている企業も多いでしょう。

ただ、例えばSharePointを導入するとしたら、費用も含め大掛かりになるのは否めないと思います。
小規模な企業やチーム、あるいは個人を対象にした場合は、部署によらずGitは便利です。

エンジニアと働く環境だったりした場合は、使えるようになっておくと一本化できますし、なぜかエンジニア連中に喜ばれることがあります。
そういうチームビルディングも楽しいでしょう!

Gitに関連する言葉の整理

これから環境の設定や使い方を解説する前に、いくつかの言葉を簡単に紹介しておきます。

・リポジトリとは?
ファイルを管理するデータベースのことです。
ディレクトリ(フォルダの構成のイメージ)やファイルの状態をリポジトリに保存します。

・ローカルリポジトリ

 ▶︎個人個人の環境のことです。

・リモートリポジトリ 

 ▶︎みんなで変更内容を共有する環境のことです。

・commit
   ▶︎ローカルリポジトリへ個人が変更内容を登録することをcommit(コミット)と言います。

・Pull
 ▶︎他の担当者の変更内容を取得することをPull(プル)と言います。

・Push
 ▶︎リモートへローカルでの更内容を送信することをPush(プッシュ)と言います。

 

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リモートリポジトリに登録されるまでの流れ

流れのイメージは図の通りです。

ワーキングツリーというのは、手元の環境の最新のファイルの状態をさしており、それに対して変更をしたファイルの状態、要するにcommitするためのだいるの状態がステージです。

そのステージに至る作業をaddと呼んでおり、その変更内容をローカルリポジトリに登録(commit)することで、変更履歴を手元で管理できるようになりました。

ローカルリポジトリの変更内容をリモートリポジトリにPushして、変更履歴を共有して使えるようになります。

概要としては以上になります。

これから、環境構築、コミット、ブランチなどの使い方、GitHubアカウントの作成、リモートリポジトリの使い方と順に進めていきます。