テスラの電動ピックアップトラックが発表されました。
Tesla Cybertruck(サイバートラック)です。
事前の予想の姿とは違いましたが、かなりエッジの効いたデザインででてきましたね。
とはいえ、実際の生産は2021年からということで、まだしばらく先です。
テスラ以外にも、FordやGMも電動ピックアップトラックの生産を発表しているので、トラック界隈も電動化の波で盛り上がっていきそうです。
なんせ、現状でもトラックは新車需要が伸びている分野でかつ、利幅が大きいわけですから当然といえば当然ですね。
他の車種もそうですが、電動や最先端のテクノロジーを詰め込んだパッケージングでテスラが頭一つ出ていて、最近では自動車メーカーもようやくしっかり作り込んだ電気自動車を出してきています。価格的には普及するラインのものではないけど、自動車メーカーらしい自動車としての完成度が高い電気自動車が出てきているので、これがまた面白いですね。
で、このテスラの電動ピックアップトラックですが、発表時のハプニングはあったものの、トラックユーザーやトラックがいいなと思っている日本のユーザーにも魅力的な内容だと思います。
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1. 3種類のバリエーション
3つのバリエーションを想定しているようです。
①ベーシックモデルは1モーター後輪駆動で価格は3万9900ドル(433万円)
②中間バージョンは2モーターの四輪駆動で価格は4万9900ドル(542万円)
③電動モーターを3基搭載した四輪駆動で価格は6万9900ドル(759万円)
日本でもこれくらいの価格で出てくれると、検討するユーザー層も増えると思うので、期待したいです。
①は牽引能力は7500ポンド(3.4トン)で航続距離は250マイル(400 km)です。
十分といえば十分で、航続距離がもうちょっとあれば安心だなくらいです。
②の中間バージョンは牽引能力は1万ポンド(4.5トン)、航続距離は300マイル(480 km)
主に駆動方式の違いで、航続距離も大きく変わらないので、4駆がいい人こっちを選ぶ感じです。
③は牽引能力はなんと1万4000ポンド(6.4トン)、航続距離は500マイル(800 km)です。
これになると、パワーも航続距離もすごいですね。
これくらいインパクトがあるスペックには、やっぱり惹かれてしまう。
2.日本のユーザーにも受けそうな6人乗り
ミニバンユーザーの多い日本ですが、6人乗れれれば大抵の場面で問題ないですよね。
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3.やたらと丈夫な素材
動画にもある通り、ハンマーで叩いても凹むこともなく、貫通することがほぼ不可能とされている特殊なステンレス素材で作られているそうです。
トランクなんで大柄なので、運転には気を使いそうですが、ちょっと大型車が不利な日本の道路事情にあっても、これだけ丈夫なら心配いりませんね。
まわりの人やモノに気をつけておけば、多少こすったりぶつけても大丈夫かもしれません。
4.超協力なガラス素材
プレゼン中にちょっとしたハプニングの原因になったところです。
でも十分に丈夫なのはわかりました。
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5.テスラのお箱 凄まじい加速力
3モーターのタイプだと、2.9秒で60マイルに達するそうです。
どれくらい早いかというと、ZOZOの前澤さんが所有されているブガッティのシロン(3億円オーバー)で2.5秒、ランボルギーニのアヴェンタドール(5000万オーバー)で2.9秒、ポルシェ(992カレラS)で3.4秒です。
イメージつきますかね?この巨体がスーパースポーツなみの速さで突っ込んでくるさまは迫力ありそうです。
6.トラックの醍醐味便利な荷台 しかも日本でも便利そう
トラックの一番の売りであるベッド(=荷台)です。
Teslaは3500ポンドまで詰めるそうなの十分な容量です。
これ実際に1度使うと本当に便利なんですよね。容量もたっぷりで、汚れなんかも気にせずガンガン使えるので。
ただ、日本でいうと雨が心配だったり、駐車場が離れていて荷物が心配で積みっぱなしにできないなどの問題があります。
テスラのトラックの場合、標準でトノカバーがついていて、通常のトノカバーと違って容量を減らしてしまわないし、かなり丈夫にも作られているようで、もちろん鍵も掛けられるようです。
個人的にも、ここをはじめからデザインに盛り込んできたのは、一番ぐっときました。
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7.エアサスペンションとATV
アダプティブエアサスペンションを採用しているようで、セルフレベリング機構(車高を調整する機構)が備わっています。
乗降時や荷物を積むときには下げるみたいな感じですね。
プレゼンのデモではATVも登場しました。
電動ATV の Cyberquadです。なんでも、トラックから充電できるそうで、トラックのオプションとして用意されるみたい。
このオプション、欲しい。
8.拡張性
もはや車というよりガジェットといったほうがイメージしやすいテスラですから、拡張性も大切なポイント。
様々なツールを接続したり、機器を接続するための電源なんかも十分に用意されているとのこと。
このあたりは今後、詳細が発表されるでしょう。