これまでの続きです。
それぞれの車の査定サービスで結果が出ました。

扱う車種や車を売りたい人の事情などで、どの査定サービスを使うのがいいかは変わります。
業者さんにヒアリングもできたので、選択する際に参考になる情報を共有します。

これまでの記事
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<目次>
・これまでの経緯
・査定の実際 値段の付け方
・車の査定金額の違い
・査定結果と我が家の選択

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これまでの経緯

いよいよ愛車を売却することになり、今回比較したサービスは以下の4つです。

 ・楽天かーサービス(一括査定サイト)
 ・外車王(一括査定サイト)
 ・ユーカーパック
 ・Ancar

いずれのサービスもメリットデメリットがあります。
車種や売却の状況でも変わってくるでしょう。

我が家の場合は、今回売却することになった車はフォードのエコノラインです。
ピンとくる方が少ない車種ではないでしょうか?
わりとマニアックな車だと思います。

マニアックな車は市場が小さくデータが少ないです。
一方でアルファードやクラウンのような超定番車種は、マーケットが大きくデータが多いです。
そのあたりのところも含めて、業者さんにしっかりヒアリングしてきました。

査定の実際 値段の付け方

どのサービスでも共通しているのは査定です。

実車を確認し、大きな問題や、細かい点も含めて値段に影響するようなトラブルを抱えていないかを現車で確認します。
車を買い取るわけですから、これは当たり前の作業ですよね。

じゃあ、車を見た結果で値段をつけるのかというと、少し違います。
実車の確認は、あくまでマイナスポイントを探しているにすぎません。

種明かしをすると、どの業者さんも査定の根拠として見ているデータは同じです。
業者間のオークションの過去の成約データを見て、価格レンジの中で決めます。
なので、基本的に同じ数字を見て判断するので、何も考えずに金額を出せば、どの業者、どの担当者でもほぼほぼ同じ数字になります。

過去データを判断材料にするので、マニアックな車かどうで、かなり変わってきます。
定番車種の場合、過去データも豊富であること、どういう状態の車が売れやすいのか、どの業者でも簡単にノウハウを持てることから、わりとはっきりと買取価格レンジは出ます。
その中で、どれくらいを提示するかは、状況次第でしょう。

一方でマニナックな車の場合、過去データがありません。
極端な場合は、過去1年で成約データが2件とかになります。しかも、その2件のそれぞれの金額が全然違ったりします。
こうなってくると、ほとんどの業者は値段を出せなくなってきます。

こういった車種の実績が全くない業者は手を上げずらいでしょう。
売手目線でいくと、複数業者の査定を事前に幾つかチェックし、最終的は競争させないと本音が見えてきません。

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車の査定金額の違い

見てるデータが同じと家でも、業者間で差が出ます。
ちなみに、ディーラーの下取りは、買い手の心理状態としても最も不利な状況というのもあり、まず高値がつくことはないので慎重に。

では違いが出るのはどういうケースか、いくつか例を挙げます。

①その車種を欲しいお客さんをすでに捕まえている。
②その車種を得意としたお店を抱えている
③買取事業の資金力
④業者間の競り
⑤新規サービス(Ancarが該当)

前提として、見ている市場データが同じである以上、大幅な差がつくことはありません。

それでも①〜⑤のような理由で、数万円から数十万円の差がつくことがあります。
順番にみていくと、

①のケース

すでに買い手がいるので、買い手の予算次第では最も高値がつきやすい。
ただし、このケースはレアなマニアックな車のパターンです。一本釣りに近いですね。

メジャーな車種なら、オークションでもバンバン捌けるので、あまりこのケースに該当することはありません。

②のケース

①に近いですが、いわゆる自社で特定の車種やジャンルの専門店を持ってる場合は、わりと強気の値段を提示する場合があります。
需要と供給のバランスで、一般的な販売店より需要を多く抱えている分、高く買い取っても、問題ないからです。

③のケース

純粋に資金力が豊富で、多少利益が薄くなっても、他の業者より高値を提示できる業者さんです。

④のケース

業者が一堂に会すると即席オークションとなります。
業者さんといえども、買い取るつもりで現地まできたわけですから、どうせなら持って帰りたいと思うのが人情。
なので、最後のひと押しで、金額が押し上げられます。

⑤のケース

従来の事業者とそもそもサービスの提供方が異なり、おのずと金額も変わってきます。

仕組みが違うケースです。

査定結果と我が家の選択

結論、Ancarさんにお世話になることにしました。

WEB上のサービスを基本としているので、唯一直接はお会いしてません。
が、チャットやメールを通じて、最も親身に相談にのっていただきました。
一つ一つのやり取りが誠実で好感度が高かったのが印象的です。

もちろん条件面でも、最終的に最も良い条件を出していただきました。

Ancarのサービスの流れは、最低買取価格を設定し、その上で30日間のオークションに出します。
車を引き渡した段階で、最低買取保証額はまず振り込まれます。
オークションで最低買取保証額を上回った場合は、その差額がさらに振り込まれる仕組みです。

これって、売り手からすると、相当利便性が高いと思いますがいかがでしょう?

そもそも最低買取価格が一般的な買取業者が提示する金額です。
普通ならそこで終わりで、あとは業者間のオークションの話です。
なので、買取金額≠その車の売値 ですよね。

でも、Ancarなら、CtoCサービスを基本にしていることもあり、買取事業者ではないので、実際に売れる金額が受け取れることになります。

やり取りがオンラインになるので、苦手な方にとってはデメリットでしょうか。
あと、指定の工場への持ち込み入庫となるので、住んでる場所によってはネックになります。
引き取りもしてもらえますが、その場合は地域の買取業者と違い手数料が発生するのは、マイナスポイントかと思います。

その他のサービスの結果

●一括見積もり査定サイト

一括見積もり査定サイトで集まっていただいた買取業者さんたちにも非常に頑張っていただき、精一杯の金額をご提示いただいたと思います。
実際、ここで出してもらった金額がその後の検討の基準になりました。

その場で値段が出るし、引き取りまで最も手間がかからないと思います。
一方で、業者が集まってワイワイやるので、ちょっとしんどいですね。

あと、あくまで業者さんなので、どこまで本当かを対面でやりとしながら見極めなければなりません。

●ユーカーパック

これは意外と、今回最も期待外れの結果となりました。
仕組みとしては、近隣の業者が1社査定を行い、その情報をもとにユーカーパック独自のオークションにかける方法です。
全国の買取業社に触れることになるので、可能性も高まるかと思いきやそうでもなかったです。

あくまで今回のサンプルだけですが、業者さんに聞いたところ、あまりみなさんユーカーパックには参加していないようでした。
結果としては、ダントツで金額が低かったです。

ど定番車種、人気車種しか扱いが難しいかもしれませんね。
ただ、定番車種だと近隣の買取店でも…。

 

以上のような結果でした。

続きはAncarさんを使ってみての実際のところを共有できればと思います。