ビル・ゲイツもスティーブ・ジョブズもとんでもなく凄いですが、どちらかというとミレニアム世代のテック系起業家が注目されてから一気にプログラマーあるいはプログラミングが注目されるようになりました。

そんな起業家たちの経歴で、小さい頃からプログラミングをバリバリこなしてたみたいな逸話から、自分の子供にもと考える親御さんが増えたことの影響が大きいです。
その気持ちはすごくわかりますが。

そんな子供向けのプログラミン教育について解説します。

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そもそもなぜそこまでプログラミングが注目されるのか?

テック系の若手起業家の活躍はもちろん、そういった企業で働く高年収なエンジニアにも注目が集まるようになったことが広く注目されるきっかけです。

そこから発展し、プログラミングがプログラマーになりたいニッチな世界の人だけのものではないということも理解されるようになりました。
ある意味で、読み書きや四則演算と同じく、子供の頃に身につけておくべき素養の一つになりつつあります。

世界各国がプログラミングを教育プログラムを取り入れるぞ!となっている時に、義務教育でダンスやりますといっていた日本でも(ダンスを否定しているわけではありません。)いよいよ義務教育に入ってきそうです。

そんな時流もあり、子供向けのプログラミング教育が子供の習い事の一つとして、かなり注目を集めています。

将来性

現在ITエンジニアは数十万人単位で不足していると言われています。
現状で足りていないだけでは、子供の未来を考えた場合の10年後、15年後の説得力としては弱いように思います。

それ以上に、IT産業の規模の成長は加速度的に伸びています。
また、IT産業以外の各分野において、どんどんテクノロジーと無縁の分野は無くなっています。
IT業でなくても、テクノロジーとは切ってもきれないわけです。

なので、エンジニアの活躍の場が、よりいっそう広がることは間違いないですね。
逆に、エンジニアが足りていない状況が、そう簡単に解決しそうにありません。

加えて、あらゆる産業でテクノロジーが浸透するわけですから、エンジニアでなくても、仕事をする中でテクノロジーに対する一定以上の理解は常識レベルで求められることになります。

そういう意味で、プログラミングは学んでおいて損はない、もしくは身につけていないと損をするものになっています。

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プログラミンを通して得られるもの

プログラミングを通して得られるものとして良く言われるものは以下です。

・論理的思考力が身につく
・問題解決力が身につく
・テクノロジーへの理解が深まる

論理的思考能力が身につく

論理的思考とは複雑な物事を整理し、分析して、なぜそうなるかを整理することで、シンプルに順序立てて考える力です。

社会人になってから突然ロジカルシンキングの呪文を押し付けられるので、小さい頃から自然体に身につけられるのはメリットです。

プログラミングを通して、なぜそうなるか?ということを考えるようになり、自然と論理的思考が身につくので、遊びながら学べるのはいいですよね。

問題解決力が身につく

プログラミングを行うとき、思っていた通りにプログラムが動かない場面は多々あります。
その場合、なぜ動かないかという原因を特定して、修正する必要が出てきます。
試行錯誤を繰り返して対処することで、問題解決能力が養えると考えられています。

ITやサービスの仕組みを理解することができる

プログラミングを通じて、例えば電化製品に組み込まれているプログラムどう動いているのかなど、身近にあるITがどういう仕組みで動いているかなどを知ることができます。

仕組みを理解することで、その先の興味が生まれ、興味が興味を生むいいループが作られるのも大きなメリットです。

子供のプログラミングはどこで習うか

大人向けのプログラミングスクールも人気ですので、同じ運営会社が子供向け版も開講していたりします。
いきなりスクールに通わなくてもいいと思いますよ。

Scratchやcode.orgのような無料で楽しめるものありますし、プログラミングスクールでなくても、工作の延長線上でロボットプログラミングのキットが売っていたり、地域でスポットで開催していたりします。
子供自身が一番興味を持てそうなものから、色々体験していけばいいのではないでしょうか。

あと、書籍なんかでも、パソコンでプログラミングをするわけではなくても、その考え方を育てるゲームのようなものもたくさんあります。
パズルだったり、迷路だったり、いろんなパターンの本がありますので、ぜひ書店で見てみてください。

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最後に

プログラミングそのものというより、やはり大事なのはその考え方や取り組み方だと思います。

アメリカでもプログラミングは取り上げられていますが、STEM教育として進められているのはその理由です。

STEMは、
S:Science
T:Technology
E:Engineering
M:Mathematics

の頭文字で、科学・技術・工学・数学を指します。
これらを身につけることで、自分で学び、自分で理解し、自分で創造する子供を育てることを目指しています。
すごく大事な考え方ですよね。

プログラミングができることが重要ではなく、その先の広がりの方がもっと価値があります。
プログラミング教育は、子供興味の入り口や学びのきっかけとして利用すると効果が大きいのではないでしょうか。

なにより、夏休みの工作感覚で、親子で楽しむといいもんですよ!