前回私の愛車であるフォードエコライン(E150)の整備について、今回はその続編を。
前回FTECさんに持ち込んだときは、コンピューター診断をしていただき、おおよそ今出ている不具合の
原因について目星をつけていただきました。
その段階の説明で、かなり納得感があったので、そのまま本格的な調査を依頼することにしたわけです。

今回は1週間ほど預けて、しっかり見ていただいた結果、EGR系統点火装置系統に不具合が見つかりました。
EGR装置というのは、排出ガス再循環装置のことで、燃焼温度を調整すべく、ある一定の条件のもとで、
排出ガスを吸気側に戻すそうです。
その装置内に弁(バルブ?)があるらしいのですが、そこが経年劣化で機能しておらず、アイドリングが
安定しなかったり、ガス臭かったり、振動だったりの原因の一つになっていたようです。

ちなみに、該当のパーツはフォードが出している消耗品のリストにも載っているものなので、本来であれば
とっくの昔に(私が購入する前に)交換されていてしかるべきものですが、開けられた形跡もありませんでした。
購入店の名前はさすがに差し控えますが、専門店としてはそれなりに有名で、営業の方も感じの良い方たちだけに、
正直なところ非常に残念な気持ちになりました。

もひとつの点火系統は、コード類の不備によって高電圧な電気がスパークプラグまで正しく伝わっておらず、
結果それぞれのスパークプラグの焼け方はバラバラの状態で、綺麗に燃えていませんでした。
これも振動や、パワーが出ていなかった原因だと思います。

もちろん、写真でも確認していますが、残念なのはコードの配線です。
一言で言えば、ぐちゃぐちゃ、バラバラ、とっちらかった状態でした…。
これまた、残念な気分になったのは言うまでもありませんw
ブログなんかでは、ばっちり整備!を唄っているのですが・・・。

エンジンルーム内は相当に熱も持ちますし、コードに負担をかけないためを考えれば、綺麗にまとめて、
なるべく熱などの影響を受けづらいところを通すものです。
しかも私の車の場合、コード守るために養生してる素材(なんていうんですかね?)、スリーブが方バンクは
付いてませんでした!笑 

ただでさえ引き回しの具合が悪い上にむき出しだったわけです。
そらまぁ、コードもボロくなるし、電気も途中で出て行っちゃいますよね。
これ以外の部分でも、あとは車検のことでも言いたいことはいっぱいありますが、それは別の機会に。笑

これ以外にも今後手を入れた方がいいところも教えていただきました。一気にはできないので、まずは
一番悪いところから確実に治していく方針に決まり、現在は部品の発注をかけていただいています。
購入店の整備力は非常に残念なものでしたが、正直今回の不具合が出て、なおかつ購入店で何度か相談しても
解決しな状態が続くまで、気にもしていませんでした。
これをきっかけに、車の本当の状態を知れたのは良かったことだと思っています。時間はかかるかもしれませんが、
本来のエコノラインの乗り味を取り戻していきたいと思います。

FTECさんにはこれからもお世話になると思います。今回の入庫は診断だけでしたが、ちょっとしたところの
ボルトの緩みなど、気づいたところはさらっと整備していただいてました。
こういうところに、その人の職業人としてのプライドを感じますし、仕事に対する姿勢にグッと心を持ってかれます。

厳しい表現かもしれませんが、”整備しない人に整備料払うのどうなの?”というストレートな疑問は、
普段、「この金で他に何ができるか」を自問してるつもりだった私にとって、素直に響くと同時に、
人は良いのだけど…という業者さんとの付き合い方を考えさせられました。
冬までには、まずは快調に走れる状態もっていけるかなー