なにをはじめるにもアイデアは重要です。
アイデアを発想する力がないと、新しくビジネスを作ったり、いまの事業や仕事を工夫して進化させるときにも困ってしまいますよね?
このアイデアを生み出したり、育てるうえで参考になる書籍を紹介します。
ここで紹介する本以外にも、色々と出ていますが、基本これらの内容の焼き直しが多いように思います。
なので、以下の本を押さえておけば、ひとまず問題ないでしょう。
・考具
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アイデアの作り方
元祖アイデア本です。
アイデアを生み出す方法論として、端的にまとめられています。
逆に端的すぎて、今ひとつ理解しにくいという人には、この次で紹介する「アイデアのヒント」がおすすめです。
この本では、アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせとして定義されています。
そして、この定義は他のさまざまなアイデア関連本で引用されています。
既存の要素の組み合わせなので、事物の関連性を見つけ出すことが必要になります。
アイデアを生み出すのに5つのステップがあります。
それぞれのステップには前のステップが完了するまで進んではならないとしています。
①資料を収集する
特殊資料と一般資料
特殊資料は、直接製品や消費者に関わるような個別の資料を指します。
方法としては、カード索引法が有効です。
項目ごとに一つの事項を一つのカードに記入する方法です。
一般資料は、大学の一般教養科目のようなイメージです。
アイデアを生むには両方が必要で、その組み合わせから生まれてくるとされています。
②咀嚼
噛み砕く作業ですね。
集めてきた資料から、事実にひとつひとつ触れてみて、色々な角度からみてみたりします。
2つの事実を並べて、どうすれば2つが噛み合うかを調べることなどです。
部分的なアイデアを、とっぴだったり、不完全に感じても、書き留めておいて進めていきます。
③問題を放棄する
できるだけ完全に問題を心の外に放り出します。
問題を無意識の心に移してしまうことを指します。
どちらかとうと他の事に集中するといったほうが、わかりやすいと思います。
④誕生
その到来を予見していないときに、アイデアが現れるとしています。
ここまでの作業を積み上げてきたことで、いわゆるひらめきのような形で、頭の中にアイデアが出てくる瞬間を指します。
せっかく生まれたアイデアを忘れてしまわないように注意しないといけませんね。
⑤現実への適合
アイデアを、それが力を発揮すべき場所に連れ出し、適合するためにたくさんの手を加えていくフェーズです。
現実の有用性に合致させせるために、具体化し展開させる作業を指します。
ここで諦めてしまって、アイデアが埋没してしまうケースも多いので、忍耐強くやりきりましょう。
アイデアのヒント
基本は「アイデアの作り方」を元にしていますが、より噛み砕いて説明してくれています。
項目だけ簡単に紹介します。
・楽しむ
読んで字のごとく、楽しみながら取りみましょう。
あまりに単純なことですが、実際やってみると考え込んでしまったり、自分の得意な分野や好きでない領域で取り組んでしまって、楽しめなかったりするので、案外難しかったりします。
・信じる
アイデアが存在し、自分にそれが見つけられることを信じる。
ポジティブビジュアライゼーションを推奨するわけではないですが、できないと思いこんでいると前に進みません。
・アイデアを手に入れるイメージトレーニング
これについては個人的には疑問が残ります。
人は、成果を手に入れた瞬間をイメージしてしまと、モチベーションが下がり手に入れられる可能性が大きく下がってしまうからです。
そのプロセスをイメージするように注意しましょう。
・子供に戻る
前例や常識や論理などにしばられず、好奇心にしたがって自由になる。
さまざまなものに、なぜ?なぜ?なぜ?を繰り返すことがひとつのヒントです。
・知りたがりになる
いつもどおりから少しはみ出してみる。
ながめるでなく、(意図的に)見る、そして記録する。
・笑われることを恐れない
・考え方のヒント
ビジュアルで考える。
垂直的思考でなく、水平的思考で飛躍する。
・制約を作ららない。
不要な制約をつけていないか?付けなくていい条件を付けていないか?
・制約を作る。
制約を作らないと矛盾しているわけではありません。
具体例としてはの制約は時間です。
・組み合わせてみる
似たものを探す。常識を破る。
もしこうだったら?を考える。
他の分野を参考にする。
・質問を変えてみる
問題を正しく捉えることが重要です。
そのため、問いかけを変えれば答えも変わることを認識します。
・情報を集める
問題に意識を集中させて、ずっと考える。ながめるから見るの状態へもっていきます。
・数を出す
量が質を生む。
・いったん忘れる
他の問題に取り掛かるもでもOKです。
・アイデアが生まれたら実践してみる
生まれたアイデアをそのままにせず、現実世界に投入してテストします。
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考具
上の2つと違い、これは方法論の本です。
アイデアを探す方法だったり、企画書に落とすための方法などです。
必要なものを取り入れるのがいいのではないでしょうか。
アイデアを実行可能な企画にするには?
・WhatとHowが必要。
・アイデアをフィージビリティスタディする。
・予算と時間があれば実施できる目処が立つ計画をたてる。
情報集めのHowto
・カラーバス
→あることを意識すると、関連する情報が目に付く状態になる。
例えば赤を意識すれば、部屋や街にある赤色のものが目に入るようになる。
・ビジュアル化するメモ
→マインドマップ
アイデアを広げる
・マンダラノート
9つのマスの真ん中にテーマ(問いかけ)を書く。その周辺をテーマの答えや手がかりを書く。
周辺セルの内容を中心して、さらに展開させる。
・マインドマップ
・連想ゲーム
・オズボーンのチェックリスト
転用(Put to other uses)・・・他に使い道はないか?
応用(Adapt)・・・他に似たアイデアはないか?
変更(Modify)・・・意味、色、形、匂い、動き、変えてみたらどうか?
拡大(Magnify)・・・大きくしたらどうか?
縮小(Minify)・・・小さくしたらどうか?
代用(Substitute)・・・他のもので代用できないか?
置換(Rearrange)・・・入れ替えたらどうなるか?
逆転(Reverse)・・・逆にしてみたらどうか?
結合(Combine)・・・組み合わせたらどうか?
・ブレーンストーミング
ブレーンストーミングに関しては注意が必要です。
アイデアを考えるのは、独りでやるようにしましょう。
それぞれのアイデアを持ち寄って、組み合わせを考える時はチームが有効ですが、はじめから集まってしまうと何も生まれなくなってしまいます。
企画書
・5W1Hで企画書にする。
・タイトルに力を入れる。
・企画をビジュアライズする。絵で考える。
・読んだ人がビジュアル化できる企画書にする。
ざっと項目のみ紹介しましたが、必要に応じてつまみ読みするのが、この手の書籍の使い方としはいいと思います。
さくっと短時間で読めてしまうので、一度手にしてみることをおすすめします。
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