ソニーのワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドフォン「WH-1000XM3」を10ヶ月間使用してきたので、購入からこれまでのレビューを行います。

<目次>
なんで買ったか?
ライバルは?
音質
装着感 着け心地
ノイズキャンセリング
気に入っている点
気になる点
総評

スポンサードサーチ

なんで買ったか?

ノイズキャンセリングのヘッドフォンを購入したいと思ったのは、こんな理由からでした。

・装着感の快適なヘッドフォンがほしい
・仕事中に耳に入る音から開放されたい
・長い時間使っていても気にならないノイズキャンセリング&音質
・飛行機に乗る時に使いたい

特に装着感は重視していました。

当時使っていたヘッドフォンがBowers & Wilkins社の「P7 wireless」というモデルだったんですが、音質とデザインは非常に気に入っていたものの、いかんせん重量が欠点で30分以上つけていると頭のてっぺんが痛くなっていました。

せっかく音が良くても、痛くて使えないなら意味がないですからね。

これらのバランスで最終的にSONY(ソニー)WH-1000XM3にしました。

ライバルは?

はじめに候補として上がったのは、BOSEのノイキャンヘッドフォン「bose quietcomfort 35」です。
今は後継機種である「BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700 」になっています。

以前から存在は知っていて、つけ心地の良さも体感していました。
あとは、F1ファン、ルイス・ハミルトンファンとしては、スポンサーだからと分かっていても、彼が着けている姿に洗脳されたのもあります。

かっこよすぎ。

ほぼほぼBoseを買おうと考えていたものの、ライバル機種も1つくらいは比較しようと選んだのが、ソニーの「WH-1000XM3」です。

同価格帯で、機能的にも似た感じ、付けた時の快適性も同じ程度でしたが、ノイズキャンセリングの性能が実際に聴き比べたときにソニーの方が良いように感じました。

購入の目的である、雑音からの開放を考えると、ノイズキャンセリングの性能は高いにこしたことはないし、あとはヘッドフォンの耳の部分を手で覆うと、ノイズキャンセリング中でも外の音を取り込んでくれる機能なんかが面白と思い、土壇場でWH-1000XM3を購入することになりました。

スポンサードサーチ

音質

こればっかりは好みの問題ですが、3万円〜5万円の価格帯の中ではバランスが良いと思います。

若干低音が強調されがちですが、クラシックをじっくり聴くとかでなければ、全く問題ないです。

スマートフォンとの接続や、スカイプなんかでの通話での人の声もクリアに聞こえます。

ノイズキャンセリングのおかげでクリアに聞こえているところもあると思います。

装着感 着け心地

長時間使用していての装着感には満足しています。

どこかが痛くなるとか、疲れるといったことはありません。

Boseと比較すると若干劣るかなという感じです。

Boseのほうが少し軽いので、使い方にもよりますが、特に長時間の使用時には軽さは正義ですね。

イヤーパッドもふんわり柔らかで快適です。
気温が高くなってくるとそのしっとり感が逆にジメジメ感に変わり、不快になってきますが、真夏にヘッドフォンを外で使うとかでなければ問題ないでしょう。

装着感とは若干違いますが、調整部分が十分に伸びるのと、イヤーカップもしっかり動くので、首にかけている時も邪魔にならず使い勝手が良いです。

スポンサードサーチ

ノイズキャンセリング

これも、満足できるレベルです。

ノイズキャンセリングヘッドフォンを使い始めて、電車の中でなる電車の走行音、部屋での空調の音など、結構な音がずっとなり続けていることに改めて気付かされます。

そして、この周囲の音によって、実は結構疲れにも影響していることを実感しました。

飛行機の中のような特別うるさい環境では、かなり差を感じます。

飛行機を降りた後の疲労感が相当改善されたので、移動のときは特にノイズキャンセリングは手放せなくなりました。

気に入っている点

①ノイズキャンセリングの性能
②装着感
③アクティブサウンドコントロール
④アンビエントサウンドモード
⑤クイックアテンションモード
⑥バッテリーのもちが良い
⑦ケースがしっかりしていて持ち運び時に安心

①、②については、上述の通りです。

③アクティブサウンドコントロール

使用している状況を判断して、ノイズキャンセリング具合を自動でコントロールしてくれる機能です。

例えば歩いている時などに、移動している状態を検知して、外音取り込み量を増やしてくれます。

使っているときに、都度設定を変更することはなく、ノイズキャンセリング状態で使っていて、そのまま外にでれば、同じ状態で使う方が多いかと思います。

もちろんその状態で街を歩くのは危険なわけで、自分でいちいち操作しなくても、環境に合わせて調整してくれるのは便利な機能です。

もちろん、手動でも変更できます。
例えば、電車の中で使っている場合に、発車時のゆっくりなスピードを歩いていると勘違いして外音取り込み状態なることもあります。
そんな時は、ノイズキャンセリングモードに切り替えればよいです。

④アンビエントサウンドモード

ノイズキャンセリングOFFとON、そして中間のアンビエントサウンドモードがあります。

どの程度の外音を取り込む状態にするかはアプリ経由で調整できます。

⑤クイックアテンションモード

右側のハウジングを手のひらで覆うと、外音取り込み状態となる機能です。

画像はSONYの商品ページより。

急に人に声をかけられたときなんかに使うイメージです。
正直そんなに使う場面はないですが、面白いので気に入っています。

総じて、外音取り込み機能はSONYが優れているように思います。

Boseであればノイズキャンセリング機能を多段階で調整はできますが、即座に環境に合わせてというわけにはいきません。

⑥バッテリーのもちが良い

ノイズキャンセリングONの状態で、フル受電で30時間使えます。

逆に充電するのを忘れてしまって、気づいたらほとんどバッテリーがないこともあります。

ただ、その場合でも、10分の充電で5時間使える急速充電機能があるので、その点も非常に便利です。

⑦ケースがしっかりしていて持ち運び時に安心

かなりしっかりしたケースが付属していて、かばんやスーツケースに入れるときに安心です。

スポンサードサーチ

気になる点

①ペアリングが不便
②スマートフォンとのBluetoothが弱い
③充電ケーブルが短い
④タッチセンサーの操作にやや難あり

①ペアリングが不便

これは一番の不満ポイントです。

SONYのBluetooth接続は、なぜか同時に複数の機器と接続できません。

なので、例えば、PCで接続して音楽を聞いていて、スマホに電話がかかってきたらそのまま取るみたいなことができません。

また、電源を入れたときに自動で接続をしにいくのですが、その接続先が自分が接続したい機器ではない場合が多々あります。

その場合、一度機器側から接続を切ってやって、接続したい機器から再度繋ぎなおす必要があります。

機能や使用感は大満足なだけに、非常にもったいない欠点です。

この部分のせいで、いずれ買い替えになるかもしれません。

②スマートフォンとのBluetoothが弱い

iPhoneと繋いでいるときに、音楽は聞けているが、電話鳴った場合に、Bluetooth経由での通話ができないことが多々あります。

これも微妙な点です。

③充電ケーブルが短い

他のケーブルを使えば良いのですが、不足のケーブルがやたらと短いです。

PCのすぐ横で充電するとは限りません。

④タッチセンサーの操作にやや難あり

慣れれば問題ないですが、それでもタッチ操作である以上、意図しない操作となる時はあります。

右耳のハウジングを上下になぞれば音量、左右になぞれば先送り巻き戻しですが、よくあるのは巻も戻ししたいのに音量があがるみたいな感じです。

こればっかりは物理ボタンの方が正直正確ですね。

総評

買ってよかったと思う商品です。

実際、真夏の外での移動時など特定の瞬間を除き、毎日使用しています。
これからも、仕事中もプライベートでもがっつり使っていきます。

ただ、Bluetoothの接続については、不満なので、この点がソフトウェアのアップデートなどで解決されなければ、他メーカーへの買い替えも検討しますかね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

SONY(ソニー)WH-1000XM3 (B) [ブラック]ワイヤレス ヘッドフォン
価格:32480円(税込、送料無料) (2019/12/20時点)

楽天で購入