1日の時間を最大限活用できるように、仕事もインプットも自分のやりたいことをできるだけ多くできるようにするために、生産性を意識しています。

生産性を上げるための工夫として、科学的な根拠のあるものを中心に調べて以下の習慣を継続して試しています。

・7時間以上の睡眠
・朝はちゃんと起きる
・スケジュールは行動でいれる(タスクを明確化)
・アウトラインを決める
・シングルタスク
・メールは決まった時間以外見ない
・スマホの通知はオフ
・21時以降はスマホ、PCの作業は避ける
・場所を移動する
・長時間労働しない
・無駄な仕事は切る

実際に実施していることで、これらを習慣化する前と今では、確実に生産性が違っています。
同じタスクならスピードも上がって、手戻りも減ることで時間を有効に使えていますし、やれることが増えて吸収して、それがまた他に活きてと好循環が生まれます。

今回はそんな習慣の中で、睡眠時間と起床時間について。

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睡眠時間はどれくらい必要か?

個人によって多少の差はありますが、7時間〜9時間は睡眠時間をとるのが良いとされています。

自分の場合も7時間以上確保するようにしています。
もちろん日によって前後することもありますが、少なくとも6時間以下の短い睡眠時間が続くことは避けています。

最近ではよく知られていることですが、睡眠時間と人間のパフォーマンスに強い相関関係があることが分かっています。
アメリカのデータでは、睡眠不足による生産性の低下による経済的損失が年間で1,000億ドル(約12兆円)にも及ぶと言われています。

なかなかに衝撃的な数字ですが、睡眠不足は著しいパフォーマンスの低下を招き、運動能力、判断力、精神とあらゆるところに影響を及ぼすことが分かっています。
ちなみに、太りやすくもなるのでダイエット中の方も要注意ですね。

有名なペンシルベニア大学の実験で、4時間睡眠、6時間睡眠、8時間睡眠のグループに分けて、各グループの認知機能・注意力・運動神経について調査したものがあります。
8時間睡眠のグループでは認知機能・注意力・運動神経が低下することはありませんでした。

一方で、4時間睡眠、6時間睡眠のグループは、日を追うごとに認知機能・注意力・運動神経の各能力が低下しました。
もちろん4時間睡眠のグループがもっとも早く低下したのは言うまでもないですが、6時間睡眠のグループにおいても2週間経過した頃には、精神・身体ともに、2日間徹夜したのと同じ状態まで能力が低下してしまいます。

この実験で一番怖いのは、能力が低下したグループの被験者が、能力の低下に自分で気づけない点です。
日に日に認知機能・注意力・運動神経が低下しているにも関わらず自分では問題に気づかず、知らず知らずのうちに生産性が落ちてしまっています。

とはいえ、忙しい現代人にとって、なかなか睡眠時間を確保するのも大変だと思います。
ひとつの方法として寝付きをよくして睡眠時間を伸ばす方法が考えられます。

具体的には、以下のような方法がありますが、色々と試行錯誤して取り入れるとよいでしょう。
・カフェインを控える
 →コーヒー好きには辛いですが、少なくとも午後には飲まない!
・室温を快眠温度にしておく(18度〜20度くらい)
・瞑想
 →5分など短い時間から!瞑想して呼吸に集中しているうちに寝落ちすることもw
・寝る時間あるいは寝室に向かう時間を決める

起床時間は何時が良い?早起きをすべき??

結論としては、起床時間は人によって異なります。

なぜかというと、人の体内時計はクロノタイプによって半分以上は遺伝的に決まっています。
このクロノタイプに合わせて1日のスケジュールを見直すのが効果的です。

遺伝子チェッカーなどで一度調べてみることをおすすめします。クロノタイプ以外にも色々と参考になる情報が分かるので面白いですよ。
なにより、改善したい生活習慣をみなおすきっかけになると思います。

 

クロノタイプによる集中できる時間帯は、ざっくり分けると朝方、昼型、夜型です。

それぞれの集中力が高まる時間帯はこんな感じです。

朝方は10時〜14時ころ
昼型は13時〜17時ころ
夜型は18時〜22時ころ

夜型だからと言って夜ふかしをしても大丈夫とかではなくて、就寝時間はすくなくとも午前2時には眠りについていないと、なに型の人にとっても悪影響が出ます。

なるべく自分にとってのおいしい時間を上手く使えるように、起床時間や1日のスケジュールを調整するとよいでしょう。

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早起きについて

昔から「早起きは三文の得」などと言われますが、科学的には違うようです。

ティム・クックが午前3時45分に起きていることは、一旦無視しましょう。

起床は3時45分! ティム・クック氏の毎日

そもそもクロノタイプが夜型の人が早起きしても、何も良いことありませんしね。

研究によると、起床時間については午前7時がひとつの基準のようです。

ごく一握りのクロノタイプが朝方の中でもものすごく早朝にシフトしている方を除き、7時より前に起床することがすすめられない理由は以下のとおりです。

午前7時よりも前に起きるとコルチゾールといわれるストレスホルモンの量が増加します。コルチゾールは危険を回避する場合に力になるなど、必要なものではありますが、出すぎるとよくありません。

起床したときにコルチゾールが分泌されるのは同じですが、通常なら起床時上がった分泌量がしだいに下がるところ、7時より前に起きると分泌量が上がった状態で高止まりしてしまいます。

コルチゾールの分泌量が高いまま保たれると何がデメリットかというと、体が休まらず慢性疲労の状態になってしまう点です。
これが体に不調をきたす原因になるのではないかと指摘されています。

時と場合によって早起きが必要な場面はあると思いますが、なるべくクロノタイプに合わせたスケジュールを組み、朝は7時以降に起きるのが科学的には良いとされています。

自分はというと睡眠時間も概ね確保でき、起きることも問題ないのですが、6時か6時前に起きてしまいます。
朝のスケジュールとして、ジムに行くことと洗い物を習慣化したくて、なおかつ学校に送り出すまでの子供との時間を確保したかったのでこうなってます。

起床時間については、今後の課題です。

まとめ

生産性の観点からすると、クロノタイプなどを参考に起床時間と就寝時間をきめたら、「しっかり寝てちゃんと起きる」ことが大切です。

人間が習慣性の動物であることもあり、ちゃんと起きるために寝る時間やそこにいたる行動も習慣化してしまうのがおすすめです。

起床後の最初のアクションまで習慣化してしまうと、1日の流れが非常にスムーズになりますよ。

今回のまとめは以下の通りです。

・7時間以上の睡眠時間を確保する
・寝るまでの習慣を見直し最適化する
・クロノタイプに合わせたスケジュールを意識する
・できれば朝は7時以降に起きる
・起床後のアクションまで主観化するとベター