今回はリモートリポジトリを使用した、一連の操作について説明します。
前回まではこちらから >> Gitとは[リモートリポジトリ] GitHubとCloud9(AWS)を例に順に解説 その6
・プッシュ
・クローン
・プル
のそれぞれの操作について見ていきます。
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リモートリポジトリへプッシュ
プッシュとはローカルリポジトリの変更内容をリモートリポジトリに送信することを指します。
$ git remote add origin
Githubのtutorialリポジトリに移動して、「<>code」のタブにあるQuick setup でSSHをが選択されていることを確認して、クリップボードにコピーしてから、Cluod9に戻って貼り付けます。
これで、今後はoriginという名前で、貼り付けたリポジトリを指すようになります。
リモートリポジトリの登録はこれで完了です。
ローカルリポジトリの内容をリモートにPushする
git pushコマンドを使用します。
$ git push -u origin master
passphraseを聞かれるので、入力してエンターを押下します。
確認のためGithubに移動してリロードすると更新されているのが確認できます。
クローン
cloneコマンドはリポジトリをコピーするためのコマンドです。
主にみんなで活用しているリモートリポジトリをクローンして(ようは複製して)、自分の開発用にローカルリポジトリを作るために使います。
git clone コマンドを使います。
Githubの「Clone or download」ボタンからURLをコピーします。
$ git clone コピーしたURL
入力してエンターを押せば完了です。
ローカルリポジトリに複製されているのが確認できます。
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リモートリポジトリからのプル
他の開発者がプッシュした内容をローカルリポジトリに反映するためにプルをおこないます。
今回は
・「tutorial」を自身のローカルリポジトリ
・「tutorial_2」を他者のローカルリポジトリ
として、試していきます。
では、tutorial_2リポジトリで other-developperブランチを作成し、other.jsファイルを復習がてら作成しましょう。
作成したら、コミットまで持っていきます。
忘れた方はこちら >> Gitとは[コミット,ログ,差分確認] GitHubとCloud9(AWS)を例に順に解説 その3
コミットしたらマスターブランチに移動して、other-developperブランチをマージします。
これで、ブランチを作成し、ファイル編集後にマージするところまで完了しました。
では、リモートリポジトリへプッシュします。
ここまでで、仮想他者開発者の準備が整いました。
次に、自分のローカルリポジトリであるtutorialリポジトリへ移動します。
$ cd ~/environment/git_repositories/tutorial
リモートリポジトリから遅れている状態なので、差分を確認します。
$ git fetch origin
このコマンドでローカルにリモートリポジトリの内容を持ってきます。
ファイルが更新されるわけではありません。
次に差分を確認します。
$ git diff origin/master
このコマンドで確認できます。
自身のローカルリポジトリを最新化するために、 「git pull」コマンドでリモートリポジトリよりプルをおこないます。
$ git pull
凄くシンプルですが、これでおしまい。
$ ls コマンドで確認すると、今回だと無事にother.jsが追加されていると思います。
今回はここまで!
次回は最終回として、ざくっとチームで開発する場合のフローについて説明します。